展覧会インフォメーション > 学内展 > 教職員出品:「ON PAPER 紙にとどまるもの」教職員出品:「ON PAPER 紙にとどまるもの」
7月18日(火)〜7月29日(土)まで成安造形大学【キャンパスが美術館】ギャラリーアートサイト、ギャラリーウィンドウにて本学教授の長尾浩幸企画のグループ展「ON PAPER 紙にとどまるもの」を開催します。本学教授の君平、高田学、馬場晋作、講師の藤井俊治、洋画クラス卒業生の岩名泰岳さんが参加されています。
上から馬場晋作《 縁をツギつキテ纒ワルことノ事(/) 》、高田学《 真昼の庭 》、君平《 熱のドローイング-地殻- 》、吉原英雄《 ミラー・オブ・ザ・ミラー ニューヨーク」より 左から、モーニング・コーヒー,ランチ,パーティ 》
<展示概要>
「Works on paper」は、紙を支持体とするあらゆる芸術作品を含む広義の意味です。ドローイング、絵画、版画、写真、コラージュ、オブジェ、彫刻など、展示される作品はすべて何らかの形で紙を使用しています。紙は平面であっても、単に下地として機能するだけでなく、質感や彫刻的な次元を加えることで表現の幅が広がります。また、紙の上で繰り広げられるトライ&エラーの過程を意識することで、新しい視覚効果が生まれてきます。 現代の作家は、素材、手法、コンセプト、主題をダイナミックに組み合わせて表現しています。さらに技法や手業だけでなく、積極的にITスキルを活用して既成の境界線に挑戦し続ける場合もあります。紙の作品のなかに込めた思考や痕跡は、たとえ時が過ぎても新しい解釈を生み出し、その感性はいつまでも紙にとどまっています。
本展では、1950年代以降の作品から現在のアーティストによって制作された紙の作品に焦点を当て作品を紹介します。同時に、1960年代後半以降の時代背景を踏まえて、当時のアート雑誌などの貴重な資料とともに「メディア」「版画と教育」「印刷とデザイン」について考察します。本展の出品作家は約45名、作品数は50点におよびます。これらは個人コレクションと本学美術領域教員による作品で構成されています。時を経て紙にとどまるイメージの数々と、アートやグラフィックアートの魅力を紹介します。
長尾 浩幸 (成安造形大学教授)
「ON PAPER 紙にとどまるもの」
期間:2023年7月18日(火)〜7月29日(土)*会期中無休
時間:11:00~17:00(23日はオープンキャンパスのため10:00開館)
会場:成安造形大学【キャンパスが美術館】
ギャラリーアートサイト、ギャラリーウィンドウ
〒520-0248 滋賀県大津市仰木の里東4-3-1
企画:長尾浩幸 成安造形大学教授
協力:成安造形大学 総合領域、美術領域
カタログ執筆:中谷至宏 成安造形大学教授