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「夏に探す 絵画の中に、彫刻の中に」のお知らせ

7月2日(火)〜9月23日(月)まで資生堂アートハウスにて行なわれる「夏に探す 絵画の中に、彫刻の中に」におきまして、美術領域 伊庭靖子准教授が出品します。

 

 

1919年、資生堂は銀座に「資生堂ギャラリー」を開設し、芸術家たちに作品発表の場を提供しはじめました。ごく限られた展覧会だけが作品の価値を世に問うことができた当時において、国内における画廊の草分けとなったこの施設は、年齢やジャンル、表現、所属団体や画壇での地位にも一切とらわれることなく、自由な芸術の発表の場として今日まで活動を続けてきました。資生堂ギャラリーのフラグシップは1947年からはじまった「椿会美術展」といえるでしょう。資生堂の社章である椿の花から名前を採ったこの展覧会は、時代を象徴する作家に資生堂が依頼して結成されたグループ展で、本年発足した「第七次椿会」まで、メンバーを替えながら継続されています。今回資生堂アートハウスで開催するのは、この資生堂ギャラリーで発表された第四次から第六次の椿会出品作を中心に、1990年代以降に資生堂が後援してきた作家の作品を集めて展覧するものです。
本展をご覧になった方々は、これらの作品からどのような印象を受けるでしょうか。資生堂ギャラリーは作家たちの豊かな想像力を受け止め、作家たちは時代や鑑賞者と切り結びながら、社会のなにものにも縛られない創造を繰り広げてきたでしょうか。社会が加速度をつけて変化して行く現在、このささやかな展覧会が、芸術と美がたずさえている普遍性に、そしてその力に、あらためて思いをはせていただける機会となれば幸甚です。(DMより)

 

 

夏に探す 絵画の中に、彫刻の中に

期間:2013年7月2日(火)〜9月23日(月)

時間:10:00〜17:00(入館16:30まで)

料金:無料

休館日:月曜(月曜日が祝休日の場合は翌平日)、夏季休館:8月12日~15日

会場:資生堂アートハウス