客員プロジェクト授業 > 授業レポートvol.23「プロジェクト特別実習c1」授業レポートvol.23「プロジェクト特別実習c1」
美術領域の客員教授である椿玲子先生の授業「プロジェクト特別実習c1」が先日終了しました。
椿先生は森美術館のアソシエイトキュレーターとして多くの展覧会の企画や運営に参加されています。このプロジェクトではその現場でのご経験を生かし、テーマの設定から学生の作品制作、展覧会を作り上げるまでを今年度から2年間かけてご指導していただく予定です。
今年度前期の授業では、大学近くの延暦寺、日吉大社、三井寺を訪れ、それらの歴史や宗教の世界観を2日間かけてリサーチしました。
リサーチ前には近江学研究所研究員の石川亮さんに事前授業を、当日には同じく研究員の加藤賢治さんにも色々な場所でお話をしていただきました。学生達は訪れる場所の歴史や神話の話を聞きながら、その場の空間や時間の流れを肌で体験していたようです。
先日の前期最後の授業では、それぞれの学生が「リサーチを通して感じたこと、印象に残っていること」を発表しました。発表では、その場の予備知識を持って訪れることや、その場に関わる神話を聞きながら体験することの面白さに気付いたり、日本建築の空間の捉え方に興味を持ったり、宗教のあり方から日本と世界の違いを考える学生、生まれ育った地域の歴史にも興味を持つ学生など、それぞれの視点で発表し、椿先生も彼らの発表を興味深く聞いていらっしゃいました。そして今回の発表を参考に椿先生がテーマを設定して下さいます。
後期の「プロジェクト特別実習c2」では、そのテーマに沿った制作や展覧会の構想を、椿先生の個人指導とアーティストのレクチャーを参考にして固めていく予定です。色々な領域の学生が、それぞれの表現方法で関わりながら展覧会を完成させたいと思っていますので、どうぞ楽しみにして下さい!
各授業の詳しい様子は、地域連携推進センターのページに載せていますので、そちらをご覧下さい。
プロジェクト特別実習C1「地域文化と表現」①(ガイダンス)
プロジェクト特別実習C1「地域文化と表現」②(比叡山延暦寺)
プロジェクト特別実習C1「地域文化と表現」③(三井寺)